ルーツは、新潟県佐渡市。
船大工の里・宿根木(しゅくねぎ)に。
迷路のような路地、狭小な土地にひしめく、板張りの家々。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、この独特な町並みを今に伝えるのが、日本海に浮かぶ佐渡島の最南端、小木町・宿根木です。江戸時代の物流を担った北前船の西廻り航路の寄港地として栄えたこの地は、船大工をはじめとする造船技術者の里であり、腕利きの棟梁のもと、大勢の職人たちが働いていました。創業者石塚慶蔵はこの地に生まれ、若くして船大工に弟子入りしました。
ものづくりへの情熱と
気概で海を越え、次代へと。
船大工として腕を磨いた慶蔵は、持ち前の進取の気性により、新天地を求め北を目指しました。父の後を歩きながら造船業を継いだ二代目の宗平もまた、独立心逞しく海を渡り朝鮮へ。宿根木に生まれ、朝鮮にも同行した三代目宗博もやはり興味があったのは造船分野でした。激動の時代を生き抜き、稚内で興した建設・土木事業。四代目英資に受け継がれ、100年を超える軌跡の背景にあるのは、船大工という歴史と専門性を持つ仕事への誇りや精神。そしてものづくりへの飽くなき探究心、学びへの情熱。未来を見据え挑戦する心。そのすべてが、石塚建設興業の礎であり、原動力になっています。
沿 革
- 1916年
- 創業者石塚慶蔵が故郷新潟県より宗谷村富磯へ移住し、造船業と漁業を開業する。
- 1945年10月12日
- 石塚宗平が創業者石塚慶蔵の前縁と、石塚漁業部実弟石塚正之の勧めにより
宗谷村富磯に石塚造船所を開設する。
- 1948年4月1日
- 製材、建築、土木部門を併設。
- 1951年4月1日
- 建築・土木部門を強化し公共事業に主力を置き、石塚造船建設所に名称を変更。
- 1952年頃~1965年頃
- 稚内開発建設部、稚内土木現業所の天馬船、艀船(60屯~150屯)を毎年建造。
また冬期間は浚渫船、土運搬船の船体整備を受注。
- 1963年12月24日
- 組織を法人に改め、石塚建設興業株式会社に改称
- 1969年3月3日
- 石塚宗平の死去にともない、代表取締役社長に石塚宗博が就任。
- 1972年6月1日
- 札幌支店開設。
- 1993年3月2日
- 資本金7000万円に増資。
- 2005年4月1日
- 代表取締役会長に石塚宗博が就任。
代表取締役社長に石塚英資が就任。
- 2016年
- 創業100周年を迎える。
- 2019年4月1日
- 機材管理センターをサラキトマナイに移転。
- 2020年12月7日
- 札幌本店社屋新築
弊社は2016年4月、多くのお客様のお陰をもちまして、創業100周年を迎えることができました。
1916年に新潟県から北海道に移転し、造船業から建設業への転換期を通して、幾多のご厚情に心より感謝申し上げますとともに、今後ともお客様の信頼にお応えするために、こだわりを持って品質の保証に邁進いたします。
時代の変化の中で、人口減少をはじめ様々な課題が地方に大きく影響することから、地域の将来展望も変化することが予想され、お客様のニーズも多様化していますが、お客様にご満足頂ける製品の提供を最大の目標にして創業の精神を堅持して参ります。
何卒、皆様には変わらぬお引立てを賜りますよう心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長 石塚英資
これまでも、これからも、
私たちの想いをひとつに。
地域社会に貢献していくことを
目指します。
- 経営理念
- 我が社は、建設生産活動を通して、地域社会の発展に寄与するすると共に
我が社で働く人々の物的精神的豊かさを希求した企業活動を推進する。
- 社 是
- 一. 信用を重んじ堅実を旨とした経営を行なう
二. 技術の向上に努め原価意識をもって社業を遂行する
三. 社業の発展を通じて全社員の幸福と繁栄をはかる
- 社 訓
- 我が社の社訓は、仕事の手順について表現している。
目標を設定し、達成させるためには、基本的な事項をよく調査して計画しなければならない。
その計画が本当に目標を達成するために最適なものであるかをあらゆる角度から検討する。
決定した計画を速やかに実施する。
その結果、目標達成の是非、達成の度合いを反省する。そのことによって、仕事の精度が磨かれていくのである。
また、自己の能力を補完する方法は、他人の優れた点を応用することである。
- 品質方針
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顧客の信頼に応える品質の保証
対象:顧客 目的:顧客満足度の達成
- 環境方針
-
自然と地域社会のニーズに応える環境の取組み
◎環境保全と環境改善活動の継続的な改善と汚染の予防に努める。
対象:自然と地域社会
◎環境に関する適用可能な法規制、同意事項、協定等を確実に順守する。
目的:資源循環を目指し、ムリ・ムラ・ムダを排除して、業務をこえて様々な取組みから環境保全と
環境改善を実現する
- 労働安全
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わが社に関わる労働者とその家族の福祉に応える労働安全衛生の実現
- 衛生方針
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◎労働安全衛生マネジメントシステムの継続的な改善と負傷及び疾病の予防に努める。
対象:社員と業務に関係する労働者とその家族
◎労働安全衛生に関する適用可能な法規制及び当社が同意するその他の要求事項を明確にして確実に順守する。
目的:リスクマネジメントによる労働安全の実現と心と身体の健康づくりの実践を通じた労働福祉
プロフィール
- 社 名
- 石塚建設興業株式会社
- 住 所
- 本 社 北海道稚内市潮見1丁目9番15号
札幌本店 北海道札幌市中央区南4条東4丁目15-1
- 創 業
- 1916年
- 創 立
- 石塚造船所 ・・1945年10月12日
- 会社設立
- 石塚建設興業株式会社 ・・1963年12月24日
- 資本金
- 1993年 7000万円
- 社員
- 86名 (2023年4月1日 現在)
- 営業種目
- ①土木建築工事の請負及びその他各種工事請負業
②管工事、電気工事の設計・施工
③土木建築工事の設計、設備、監理及び管理に関する事業
④不動産業
⑤前各号に附帯する一切の事業
- 建設業許可番号
- 北海道知事許可(特-5)宗第804号
- 代表者
- 代表取締役会長 石塚 宗博
代表取締役社長 石塚 英資